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【上映中】「彼女たちの話」「3653の旅」【池袋シネマ・ロサにて8月26日(金)まで】

シネマ・ロサにて3653の旅・彼女たちの話上映中

現在、池袋シネマ・ロサにてエイジアムービーの新作映画『彼女たちの話』『3653 の旅』が上映されています。

連日、沢山のお客様にお越しいただいております。改めましてご来場いただいた皆様、有難う御座います。

また、SNS等でのご感想も有難う御座います。

ご感想と共にハッシュタグ「#彼女たちの話」「#3653の旅」を付けていただけますと、それぞれの作品に携わった監督・プロデューサー・俳優・制作チームへダイレクトに伝わります。引き続き皆様からのご感想、お待ちしております。

上映は今月26日までとなります。

一人でも多くの方に私たちの作品が届けられたら幸いです。

上映期間:2022年8月13日(土)〜26日(金)
上映時間:連日18:00〜

『彼女たちの話』

この映画は、女性の社会進出における不遇を目の当たりにするも、男女という対立構造に疑問を持ち始める中学生の少女を描いた中編映画です。

少人数で撮影日の間隔を空け、感染症のリスクヘッジを図りながら2年の歳月をかけて撮影されました。

その2年という期間は作品を顧みる機会を与え、客観的に作品を判断し新たに脚本を書き加えていくという新しいスタイルの映画となりました。

監督は田辺・弁慶映画祭グランプリ受賞作品『愛のくだらない』の野本梢監督です。

 

出演は、映画初主演となる 稲村美桜子 、『アルム』『おろかもの』で主演を務めた 笠松七海 のほか、昨年 TEMPURA KIDZ を卒業し俳優や振付師として活躍する関口蒼、『LIFE IS STAIRS』『あのこを忘れて』と出演作の映画祭選出が続く中村更紗、ミス iD202 1 にて戦うヒロイン賞と辻愛沙子賞をW 受賞し『ヘブンズ・ラッシュ』『ファーストミッション』等アクション俳優として人気を博す 絢寧 をメインキャストに、坂口彩夏、花音、足立英、八木拓海、津田恭佑ら注目の若手俳優が多く出演しています 。

【フライヤー】オモテ_彼女たちの話

【笠松七海】
みんな自分の中の正しさを守るのに必死で本気で 自分じゃない人たちが少しぼやけてしまう。なにに共感して救われるのかは人それぞれなのに 自分と違う形はどこかで遠ざけてしまう。こう思う人もいる、と知るだけでいいと思います。

彼女たちを通して観客の皆さんの中に色々な人の色々な形が 残ったらいいなと願っています。 それから最後に睦ちゃんへ この2年間は必ずこれからの人生の大きな糧になります。だから、大丈夫。

【監督・野本梢】
エイジアの稲村久美子プロデューサーとは『次は何に生まれましょうか』(主演:根矢涼香)をはじめ女性主人 公の生きづらさを描いた作品を多く制作して参りました。

今回「女性による女性のための映画を」ということで始まった企画でしたが、初回の撮影を終えて「女性の ための」と性別で区切るのはどうなのかとお互いに感 じ方向性を変えていくこととなりました。もちろん女性であるがゆえの不遇はあると思います。だからと言っ て男性を非難するだけ、不遇を嘆くだけ、正義を振りかざすだけでは前に進めない。よりつぶさに考え行動する。一企業のトップとして子育てもしながら歩みを止めずに来た稲村さんと話しながら制作できたこの作品は、私の人生の道標にもなるでしょう。

『3653の旅』

出演は岩手県出身の中村更紗、『ボクらのホームパーティー』の卯ノ原圭吾、『優しさのすべて』で TAMA NEW WAVE 女優賞ノミネートの二田絢乃など、昨年より出演作が急増している今注目の俳優たちです。

本作のメインビジュアルは出演の卯ノ原圭吾さんが撮影。震災当時多くの方が避難した日和山での一枚です。

今現地で生きる人々を石巻市のみやぎ東日本大震災津波伝承館など多くのご協力の元、描いた作品です。

〈コメント〉
【監督・野本梢】
プロデューサーの稲村久美子さんと共に石巻市を訪れた際目にしたのは驚くほどに整った街並みと背の高い防波堤でした。

被災地から離れた私たちが毎年この時期に津波の映像を見ながら当時を思い出している間に、現地の方たちは前に進むため、同じ悲劇を繰り返さないためにものすごいスピードで取り組んでいらっしゃいます。

そんな現状と共に、気持ちが追いつかない人々の葛藤を描けたらと思いました。

【プロデューサー・稲村久美子】
東北地方太平洋沖地震による災害から 11 年が経ちます。物資を詰め込んだ車両で家を出て、初めて石巻の地を踏んでから沢山の方に出会った 11 年でした。

震災をよく知らない世代もいる一方で、未だ「復興とは」と、悩み考え続けている方たちは決して少なくありません。そこにあるのは、人の「思い」で有り又他者に対しての「想い」であるのでは無いでしょうか。

映画をつくる時に、野本監督とやり取りしながらいつも気にしているのは、登場人物が今何を感じどうしたいのか?です。

フィクションではありますが、彼や彼女たちは、生身の人間であり悲しんだり、笑ったり、泣いたり、
迷い、時にはクヨクヨしながらも、私と同じく考え続けています。映画を観てくださった皆様に、作品を通してその思いが伝わればと願っております。