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2022年8月13日(土)より池袋シネマ・ロサにて上映決定

シネマ・ロサにて3653の旅・彼女たちの話上映

エイジアムービー作品『3653 の旅』、現在製作中の中編映画『彼女たちの話』が、池袋シネマ・ロサにて同時上映されます。

上映日:2022年8月13日(土)〜26日(日)
※2週間限定上映

両作品は、『愛のくだらない(田辺・弁慶映画祭グランプリ受賞作品)』公開中の野本梢監督、稲村久美子プロデューサーのタッグで製作した作品です。

2019年に国内の映画祭にて 4 つのグランプリを含む 8 つの賞を受賞した短編映画『次は何に生まれましょうか』(主演:根矢涼香)以来の再タッグとなります。

ぜひ劇場へ足を運んでいただけますと幸いです。

作品「3653の旅」について

出演は岩手県出身の中村更紗、『ボクらのホームパーティー』の卯ノ原圭吾、『優しさのすべて』で TAMA NEW WAVE 女優賞ノミネートの二田絢乃など、昨年より出演作が急増している今注目の俳優たちです。

本作のメインビジュアルは出演の卯ノ原圭吾さんが撮影。震災当時多くの方が避難した日和山での一枚です。

今現地で生きる人々を石巻市のみやぎ東日本大震災津波伝承館など多くのご協力の元、描いた作品です。

〈コメント〉
【監督・野本梢】
プロデューサーの稲村久美子さんと共に石巻市を訪れた際目にしたのは驚くほどに整った街並みと背の高い防波堤でした。

被災地から離れた私たちが毎年この時期に津波の映像を見ながら当時を思い出している間に、現地の方たちは前に進むため、同じ悲劇を繰り返さないためにものすごいスピードで取り組んでいらっしゃいます。

そんな現状と共に、気持ちが追いつかない人々の葛藤を描けたらと思いました。

【プロデューサー・稲村久美子】
東北地方太平洋沖地震による災害から 11 年が経ちます。物資を詰め込んだ車両で家を出て、初めて石巻の地を踏んでから沢山の方に出会った 11 年でした。

震災をよく知らない世代もいる一方で、未だ「復興とは」と、悩み考え続けている方たちは決して少なくありません。そこにあるのは、人の「思い」で有り又他者に対しての「想い」であるのでは無いでしょうか。

映画をつくる時に、野本監督とやり取りしながらいつも気にしているのは、登場人物が今何を感じどうしたいのか?です。

フィクションではありますが、彼や彼女たちは、生身の人間であり悲しんだり、笑ったり、泣いたり、
迷い、時にはクヨクヨしながらも、私と同じく考え続けています。映画を観てくださった皆様に、作品を通してその思いが伝わればと願っております。

同時上映作品『彼女たちの話』の詳細は後日ホームページにて公開予定です。